トップ営業パーソンから退職を伝えられた時にするべきこと

トップ営業 退職

会社にとって貴重な存在であるトップ営業パーソン。
いつまでも働き続けてほしいものですが、当然やめてしまうこともあります。
実力がピークの時に引き抜かれることも少なくありません。
引き止めても残る確率はごく僅か。
残ってもらえたとしても、これまでと同じモチベーションやパフォーマンスが期待できるとは限りません。
今回は、トップ営業パーソンが退職をする時に何をするべきかをご紹介します。

1. 悲観的にならない

トップ営業パーソンがいなくなることは、打撃であることは間違いありません。
しかし、さまざまな機会が豊富な時代は、優秀な人材であればあるほど、新たな挑戦を求める傾向が高まっています。
トップ営業パーソンに限らず、社員は誰でも辞めるリスクがあることを認識し、悲観的にならないことが何より大切です。
ピンチをチャンスに変えようとポジティブに捉えることも必要でしょう。

2. 雇用契約や誓約書を確認

一番困ることが顧客を奪われることです。
同業他社へ転職する場合は、企業の秘密情報の漏洩もリスクです。
人事部や法務部と連携し、雇用契約や誓約書、就業規則について改めて本人と確認を取りましょう。
これを機に雇用時の書類の内容を見直すのも良いでしょう。

3. 退職後の体制を決める

後任がすぐに見つからないことを前提に、退職後の体制を決めます。
まずは、現在担当している案件の現状把握をした上で、新たな担当者を決めましょう。
過去の案件についても、退職する営業パーソンしか知らないことがないよう、情報や業務の引き継ぎを行います。
時間切れでできなかった場合には、どの案件や情報が共有されていないのかをマークしておきましょう。

4. 退職の理由や今後へ向けた改善点を探る

相手を責めたり、無理強いしたりすることなく、退職前に退職の理由や今後のための改善点をヒアリングしましょう。
トップ営業パーソンの視点から学ぶことは多いはずです。
次に期待できる営業パーソン、営業活動の課題、働く環境についてなど、さまざまな視点で聞いてみましょう。

5. 営業チームのケアをする

トップ営業パーソンの退職は営業チームにも動揺を与えます。
トップ営業パーソンについて行こうと考えている人がいてもおかしくないでしょうし、トップ営業パーソンも信頼おけるチームメンバーと共に新たな環境での挑戦をしたいと考えている可能性もあります。
退職を知ったらすぐに社内に向けアナウンスを行い、情報の伝わり方をコントロールしましょう。
退職リスクが高そうな営業パーソンを中心に、会社にとって必要な人材であることを改めて伝えることも必要です。

6. すぐに採用活動を開始する

トップ営業パーソンの穴を埋めるのは大変なことです。
すぐに採用活動を開始しなくてはなりませんが、同じレベルを求めないようにしましょう。
後任を採用できるのが理想ですが、時間をかけない限りなかなか難しいでしょう。
トップ営業パーソンのパフォーマンスから必要な人数やスキルを割り出し、複数名を採用するという対応方法もあります。
営業職は離職率が高いものです。
これを機に、恒常的かつスピーディーに採用を行える体制を整えることも検討しましょう。
一人の営業パーソンに依存しないチーム体制を作るための、採用プランについても考えていきましょう。

7. 快く送り出す

退職することで心証が変わってしまったかもしれませんが、それでも送別会を開くなどして、快く新天地に送り出しましょう。
その後どういう展開になるか、新たにどのような縁ができるかわからないものです。
今までの功績に対する感謝をはっきりと示し、伝えることが大切です。

8. つながり続ける

退職しても時折連絡を取り、つながり続けるようにしましょう。
新しい環境が期待したようなものでないこともあります。
戻ってきてくれる可能性も決してゼロではありませんが、つながっていなければどういう状況なのかわかりません。
退職した側から連絡をするのは気がひけるものなので、こちらからのアプローチが必要です。

今回は、トップ営業パーソンから退職を伝えられた時にするべきことについてお伝えしました。
トップ営業パーソンが退職する可能性など考えたくもないかもしれません。
しかし最悪の状況に備えることも継続的な売上げ拡大のコツの一つと捉え、できることをしていきましょう。
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川崎 裕介(かわさき ゆうすけ)

慶應義塾大学卒業後、外資系歯科医療機器メーカーを経てコンベックスに入社。プロダクトセールスチームで新規顧客開拓、既存顧客のコンサルティングに従事する傍ら、セミナー企画・運営を担当。現在は「セールスハックス」の運営、「Digima」のプロモーション全般を担当している。

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