あなたの営業メールやメールニュースレターの配信停止率はどれくらいですか?
SignUpToの調査によると、平均の配信停止率は 0.52%だそうです。
業界や内容によっても異なり、Mailchimpによると、情報通信分野では1.13%ですが、クーポンやお得情報では 0.10%まで下がります。
いかに上手にフォローアップをするかが営業活動の効果を大きく左右されるようになってきている今、配信停止防止策を取ることが重要です。
今回は、配信停止されないためにするべきことをご紹介します。
1. メールの配信理由と頻度をはじめに明確にする
配信停止をする理由のトップ2が、登録をした覚えがない、メールが多すぎる、の2つです。
初めて送信するときや、登録確認のメールで、どんな内容をどのくらいの頻度で送信するのかを明確にしましょう。
適切な頻度は「営業活動する上で気になる “営業メール” の最適な頻度は?」でご紹介しております。
2. 登録確認のメールを送る
登録完了画面だけでなく、登録メールを送る、登録メールから登録確認のリンクをクリックしてもらうなどの、登録確認のアクションを取ってもらいましょう。
営業メールの場合は希望されていない場合もあるため、さらに配慮が必要です。
こちらは確認ではなく、配信をしてほしくない場合は意思表示をしてもらうようにしましょう。
言いにくかったため仕方なく受信を続ける場合は、迷惑メールの報告や、企業イメージの悪化にも繋がります。
ワンクリックやワンアクションで意思表示ができるようにすることも大切です。
3. 関心事別のリストを作る
メールの内容に興味がない、というのも配信停止の理由の一つです。
送信する側はつい手間を考え、多くの人にまとめて送りたいと思ってしまうものですが、すべての人を満足させられる魔法のコンテンツはありません。
営業ステージごとに分けるだけでなく、関心事や課題によって分けると、より焦点の合った、満足度の高い内容にすることができます。
4. 最適なメール配信頻度を探る
配信停止率が高いようなら、配信頻度を見直すことも効果的です。
配信頻度別にグループを分け、テストをしてみてもいいでしょう。
5. メールの件名に凝りすぎない
開封率を高めるために件名を研究しすぎた結果、受け取る側からすると、うっとうしく、押し付けがましい件名になってしまうことがあります。
シンプルで誇張のない、内容を的確に表現した件名を使用するようにしましょう。
普段から結果を分析していると、どんな件名が自社のターゲット層に合っているのかがわかってきます。
6. サイズや表示を見直す
内容がよくてもきちんと表示できていない場合もあります。
スマートフォンなどのモバイル端末に対応できているか、大きな画像を使っていて表示に時間がかかってしまっていないかなど、さまざまな条件で表示を確認しましょう。
7. 読み手の役に立つ内容にする
最終的な目標はもちろん販売や成約であるべきなのですが、メールの内容は営業色を前面に押し出す必要はありません。
見込み客や顧客にとって役に立つ内容にするようにしましょう。
8. 配信停止リスクの高い人を特定する
一度も開封していない、開封率が全体よりも低い、開封をしているけれどもリンクをクリックしていないなど、配信停止リスクの高い人を特定するのも一案です。
開封されない理由を考え、高リスクの人に向けた内容のメールを配信するなど、防止策を取りましょう。
9. 配信停止した人にフォローアップする
配信停止したからといって全く情報がほしくないと思っているとは限りません。
ブログやダウンロード資料、ソーシャルメディアアカウントなど、他の情報を案内することによって、新たな接点を作ると、再登録の可能性が残ります。
10. フィードバックをもらう
配信停止の理由を分析すると、対策が取りやすくなります。
配信停止の際、任意でのアンケート回答をお願いしましょう。
自由回答欄を設定すると、より具体的な理由を知ることができます。
今回は、配信停止の防止策についてお伝えしました。
配信停止率をゼロにすることは不可能ですし、興味がない人が自主的に外れてくれるというメリットもあります。
些細なことや不注意で配信停止されないようにすることをまず目標にし、配信防止策を考えてみましょう。