営業パーソンが働きやすい環境とは?

営業 環境

人材不足による採用難が続くなか、求職者は自分にとってよりよい職場環境を求める傾向が強まっていくと予想されます。
特に営業パーソンの場合は、働く環境はパフォーマンスやモチベーションにも影響を与えます。
また、営業パーソンにとって働きやすい環境を整える際、これからの営業現場を担う、デジタルネイティブ世代の価値観を反映させることも必要となります。
今回は、これからの時代に営業パーソンが働きやすい環境についてご紹介します。

1. 個人を尊重する社風

社内の人間関係がうまくいかないと大きなストレスになります。
人間関係を理由に退職をする人も少なくなく、職場の人間関係についての意識調査によると、転職経験者の半数以上が「人間関係が転職のきっかけになったことがある」と回答しています。
社内の人間関係をよくするのに最も有効なことは、年齢や性別、職種、経験や役職に関わらず、個人を尊重する社風を作ることです。
それが最も表れるのが普段のコミュニケーションです。
ざっくばらんに思ったことを言える環境であるかどうか、自発的な発言や提案が歓迎されるかどうか、今一度考えてみましょう。
経験が少ない社員から反対意見や新しい提案が出た際、立場の高い人がどう対応しているかによって、雰囲気が大きく左右されます。
意見や提案の内容の内容やレベルに関わらず、発言に感謝することがとても大切です。
最適な営業プロセスについてのヒントを持っているのは、顧客と日々接する営業パーソンであることを常に念頭に置いておきましょう。

2. コミュニケーションを活性化させるオープンオフィス

コミュニケーションを促進するのに効果的なのが、物理的にオープンなスペースを設けることです。
オープンオフィスは生産性への悪影響も指摘されていますが、コミュニケーションのハードルを下げること、新たなアイディアを生みやすくするなどの効果もあります。
集中できる環境を確保した上で、オープンオフィスの活用を検討しましょう。
自然と社員が集まりやすくなる、マグネットスペースを作るのもよいでしょう。

3. 小さな成功を見える化し、讃える

ソーシャルメディアの普及により、承認欲求が高まっている時代です。
大きな目標や取引の成立の際に営業パーソンを讃えるだけでなく、日々の小さな成功も見える化し、讃えましょう。
トップ営業パーソンばかりが讃えられるのではなく、成長度合い、初めての取引などでも評価をするようにすると、より多くの人が対象となります。

4. 競争と協力を両立させる

営業パーソンは競争好きな性格が多いと言われてきましたが、若い世代は自分のペースややりたいことを優先させる傾向があります。
また、過度な競争はチーム全体の業績に悪影響を与えることもあります。
チームで競わせると、競争と協力を両立させることができます。
定期的にチーム替えを行うことで、さまざまな人と働く機会が増え、刺激を与え合うこともできます。

5. 柔軟な勤務制度

よりよい生活やキャリアのために、長時間勤務をいとわない人は少数派になっています。
多様化するライフスタイルに合わせ、フレックスタイム、リモートワークなどの採用を検討しましょう。
優秀な営業ウーマンを惹きつけるためには、ワークシェアリング、パートタイム、休職制度も必要です。

6. フラットな組織

消費者行動やビジネス環境に変化が多い時代では、一人ひとりの自発性やアイディアが大切になってきます。
階層の少ない、よりフラットな組織の方が成長をしやすく、若い世代ものびのびと働くことができます。
役職者もリーダーシップを発揮するだけではなく、尊敬されながらもチームメンバーとの距離感を縮めることを忘れないようにしましょう。

7. 双方向のフィードバックシステム

営業力アップのためにコーチングの頻度を上げることが推奨されています。
その際、上司は部下へフィードバックを伝えるだけでなく、自身に対するフィードバックももらうようにしましょう。

8. 業務の見える化

売上げという結果が重視される営業職では、実際に日々どのような業務が行われるか見えづらいという問題があります。
簡単に情報共有を行ったり、業務を自動的に記録してくれるシステムを活用したりすると、現状と次のステップが可視化され、業務の属人化や抱え込みを防ぐことをできます。

9. 外出先でも仕事ができるシステム

外出先での効率的に仕事ができるかどうかが、営業パーソンの生産性や効率化に大きな影響を与えます。
会社に戻らないと仕事ができない、会議に参加できない、ということのないよう、外出先でも仕事ができるシステムを導入しましょう。

10. 会議の効率化

会議を少なくし、時間も短くするようにすることで、働きやすさを向上させることができます。
定例会議も議題が特にない場合はキャンセルする、予定時間にとらわれず早めに終了することもいとわないようにしましょう。

11. 事務作業の専任化

見積書や請求書の作成、商談の資料作成など、営業活動に付随する事務作業の負担を減らすことも大切です。
こうした作業は専任スタッフに任せ、本来専念すべき営業活動に集中できる体制をつくりましょう。
メールや資料のテンプレートを用意したり、新たに作成した資料は共有したりするのもおすすめです。
>> 7つの営業シーン別メールテンプレートはこちら

今回は、営業パーソンが働きやすい環境についてお伝えしました。
企業カルチャーから日々の社員同士のやり取りや交流、仕事の進め方まで、実にさまざまな事柄が働きやすさに影響します。
パフォーマンスが自然と上がるような環境を提供するように努めましょう。
モチベーションが高まるだけでなく、自分の仕事に誇りを持てるようになるでしょう。

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川崎 裕介(かわさき ゆうすけ)

慶應義塾大学卒業後、外資系歯科医療機器メーカーを経てコンベックスに入社。プロダクトセールスチームで新規顧客開拓、既存顧客のコンサルティングに従事する傍ら、セミナー企画・運営を担当。現在は「セールスハックス」の運営、「Digima」のプロモーション全般を担当している。

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