デジタル化が急速に進み、見込み客の情報収集もオンラインで行われるのが一般的となりました。
営業マンとしては、より多くの見込み客とオンライン上で接点を作りたいものです。
そのためには、まずウェブサイトの構築や問い合わせフォームの設置が必要です。
その次のステップとして、ぜひダウンロード資料の作成に挑戦しましょう。
メールアドレスなどの情報を入力すると資料がダウンロードできるようにすると、営業チームはより確度の高い見込み客の情報を取得することができます。
今回は、見込み客を惹きつけるダウンロード資料についてご紹介します。
1. ホワイトペーパー
「ホワイトペーパー」とは元々は公的機関が発行する年次報告書など、いわゆる「白書」のことでした。
見込み客獲得のためのホワイトペーパーは、取り扱う商品やサービスに関わる事柄について、専門的見解を持って深い分析をした報告書を意味します。
ホワイトペーパーを作成する最終的な目的は売上拡大になりますが、ここでは宣伝色を入れないことが望ましいです。
ホワイトペーパーは見込み客にとって、役立つものであるべきということを常に念頭に置きましょう。
宣伝色を排除した上で専門性の高い情報を提供することで、そのトピックの権威として他社との差別化をすることができます。
ホワイトペーパーの例としては下記のようなものが挙げられます。
・ 技術の背景やトレンドについての解説・分析資料
・ 複雑な事柄についての解説・分析資料
・ 課題の解決方法やソリューションの解説・分析資料
2. eブック
ホワイトペーパーよりも気軽に作成できるのが「eブック」です。
ホワイトペーパーが真面目なトーンで専門的な情報やデータを含むのに対し、eブックは画像やイラストを含めた、よりカジュアルなトーンのものになります。
専門性を強調する必要がない場合や、見込み客により気軽にダウンロードしてほしい場合は、eブックを作成しましょう。
実際、ホワイトペーパーは見込み客にとっても読み易いものではないので、見込み客との距離を縮めるにはEブックがお薦めです。
例えば、事例紹介、最新トレンド、見込み客に役立つ情報のまとめなどは、eブックに適したコンテンツです。
3. チェックリスト
情報が溢れている中で見込み客を惹きつけるには、より短い言葉で内容を伝える必要があります。
オンライン上のコンテンツも、文章や動画の長さが短いものが好まれるようになってきています。
そんな現代の見込み客にぴったりなのが「チェックリスト」です。
複雑なこと、実行が面倒に感じられることについて、具体的に確認するべきことや行うべきことをチェックリストにしてみましょう。
チェックリストを薦めるもう一つの理由は、次に紹介する「ガイド」も同時に作れるところです。
4. ガイド
ガイドは、チェックリストでは説明ができないような、手順などの事柄を入れることができます。
チェックリストだけでは説明不足で、見込み客が満足できる資料になりそうにない場合は、同時にガイドも作成しましょう。
どれだけ詳しくするか、取り扱うトピックによって長さも変わってきます。
ターゲットによって、最初に確認すべき基本のガイドにするか、全てを含めた究極のガイドにするかなど、内容の充実度を変えてもよいでしょう。
5. ツールキット
ガイドに加えて、テンプレートなど実用的なコンテンツを追加したものが「ツールキット」です。
例えば、不動産販売の場合は、≪初めての不動産購入ツールキット≫です。
「知っておくべき基本的な知識を解説した資料」に加え、「購入前にするべきことのチェックリスト」「ローンシミュレーション」「購入後にするべきことのチェックリスト」などをひとまとめにするとよいでしょう。
6. 調査報告書
独自に行った調査についての報告書は、最もハードルが高いダウンロード資料でしょう。
まだ実施されていないものや、話題になっている関心の高いトピックについての独自調査は貴重な情報となります。
実施する場合はプレスリリースも出すとさらに注目度がアップします。
今回は、見込み客を惹きつけるダウンロード資料についてお伝えしました。
難易度に捉われず、まずはどのダウンロード資料が目的に合っているかを検討してみましょう。