成功するセミナーテーマの探し方

成功する セミナーテーマ

セールスハックスでは営業活動をパワーアップしたい方々に、オンラインセミナーの実施をお薦めしています。
オンラインセミナーは、見込み度が高い層を惹きつけられるだけでなく、コスト効率もよく、コンテンツの再活用もできます。
セミナーの成功の一番の鍵はなんといっても「テーマ」です。
見込み客にとって魅力的なテーマを選ぶことができれば、もうセミナーは成功したと思って間違いないでしょう。
既にセミナーを実施している方は、テーマによって集客に差があると感じているかもしれません。
また、よいテーマがないからセミナーが実施できないと、開催をためらっている方もいることでしょう。
そんな方々のために、今回は具体的なセミナーテーマの探し方をご紹介します。

オンラインセミナー

1. 見込み客に繰り返し説明していること

謙虚な方ほどセミナーで伝えることがないと悩んでしまいがちですが、ほとんどの営業マンが既によいセミナーテーマを自分の中に持っているのです。
ヒントは、見込み客に繰り返し説明をしていることの中にあります。
見込み客に繰り返し説明していることは、判断材料として必要な情報で、簡単には理解できないことだったり、誤解しがちな点だったりします。

2. 人気のあるブログ記事

ブログ記事の中で、反響が大きかったものやアクセス数が多かったものはどれですか?
その記事の内容を、30~45分程度のプレゼンテーションに膨らませられるのではないでしょうか?
ブログで省略した内容やエピソードを追加してもいいでしょう。

3. よくある質問(FAQ)

見込み客からの古いメールを見返してみましょう。
よく聞かれている質問は何ですか?
ウェブサイトにFAQコーナーがある場合は、その中にもヒントが隠れています。

4. 限られた時間の中で相手に伝えたい大事なこと

通常の営業活動では、長い期間とプロセスを踏んで、段階的に情報を伝えていきます。
その時間が45分しかなかったとしたら、何を伝えたいですか?
大切なポイントを絞ったプレゼンテーションを組み立ててみましょう。

5. 既存顧客からヒアリングをする

獲得したい潜在見込み客像に近いお客様からヒアリングをしてみましょう。
初期段階、特にニーズが顕在化する前に知りたかったことや、検討段階から購入へと一歩進むきっかけになった情報は何だったのでしょうか?

6. 参加者に具体的な学びがあるか

どんなに面白そうなテーマでも、具体的な学びがないと参加者は満足しません。
そのテーマから具体的な学びを提供できますか?
参加したお客様に何と言ってほしいですか?
弊社の関連事業の「テレオールワン」の場合、電話でどのようにフォローすればいいのか?とお客様からご質問をいただくので、「感化する電話電話営業」という研修を実施しています。
現場の営業マンが実際の営業活動に活用できるような研修内容を心がけています。

7. 自分が顧客だったら参加したいか

自分を顧客に置き換えてみましょう。参加したいと思うテーマは何でしょうか?

8. 見込み客が「今」必要としている情報

最近獲得したお客様のことを振り返ってみましょう。
お客様の課題は何でしたか?何を解決したいと思っていましたか?それとも解決できないと諦めてしまっていましたか?

9. 最近の変化で、業界や顧客に影響が大きかったこと

半年以内に起こったことで、業界や顧客に影響が大きかったことはありますか?
半年以上前でも、まだ結果が見えていないこと、大きな変化については、十分テーマになります。

10. 新しい法規制

例えばマイナンバー制度のように、ビジネスや顧客に影響がある新しい法規制について、見込み客に伝えたいことはありませんか?

11. 新しいビジネスチャンス

東京オリンピック、民泊などのシェアリングビジネスの普及などのように、見込み客にとっての新たなビジネスチャンスについて、いいテーマがありませんか?
見込み客にとってのビジネスチャンスについて考えてみましょう。

12. 今後起こりそうな業界やマーケットの変化

Googleアラートなどを活用し、業界やマーケットのトレンド情報を日ごろからチェックしておきましょう。
その中から繰り返し出てくるキーワードがヒントになります。

13. 業界ニュース

業界ニュースはニーズも高く、準備の負担も比較的少ないものです。
特に、多くの人が参加したいけれども参加できなかったイベントや会議に参加した場合は、直後に参加報告セミナーを実施するのが効果的です。
セールスハックスの場合は、ボストンで開催された法人ビジネス担当者向けカンファレンスのB2B Marketing Forumに参加した際の学びを発信しています。

14. まだセミナーが開かれていないテーマ

まだセミナーが開かれていないテーマは、パイオニアとしてのポジションを築き上げるのに有効です。
必ずしも最新情報である必要はなく、ニッチな情報もよいテーマになりえます。
テーマを狭めれば狭めるほど、見込み客像も絞られ、よりターゲットに近い方々がセミナーに参加をしてくれるようになります。
オンラインセミナーは参加人数が少なくても、主催者側、参加者側双方が気まずい思いをすることはありません。
また、商談だと尻込みをしてしまう方も、同じ情報を提供するセミナーであれば参加へのハードルがぐっと下がります。

15. 新商品やサービス

自社の新商品やサービスはもちろん、他社の物でも解説や分析が必要なものはセミナーのテーマとして適しています。

いかがでしたか?
すべての項目の条件を満たしている必要はなく、探し方のヒントとして、一つひとつの項目を活用してみてください。
多くの場合は、項1の「お客様に繰り返し説明していること」の中からよいテーマが見つかるものです。
すべての項目を検証してみると、セミナーに来てほしい人、伝えたいことがよりクリアになります。

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原誠